ゼロ

今話題の、堀江貴文さんのゼロを読んだ。



ちょうどライブドアが流行っていた頃、わたしは法律の専門学校で
憲法とはなんぞや、とか商法とは、みたいなことを学んでいた最中だったので、
彼のことをリアルでみていて、
おお、法律の脆弱性を逆手に取って実践してる人がいるやん、とおもしろくみていた。


と同時に、この領域の法律というものが、いかによくわからない根拠で賞罰や善悪が定められており、
つくづく、「警察につかまるのはわるいこと」「もう一生とりかえしがつかない極悪人」
という思い込みって一体なんなのか、、ということをやっと理解した頃だった。

ほとんど、ドンジャラや人生ゲームやポーカーのルールを決めるかのように、
法律ってつくられているんだよな、ほんとただのマネー「ゲーム」だよな、と。
(このただの「ゲーム」感は、あとで私自身が破産してみたことでさらに深く理解しましたが。)


テレビでの生意気な彼のふるまいばかりが誇張されて取り沙汰されることが多かったように思うけれど、
なぜそうなったのか、ということがこの本を読んでいてとてもよくわかったと共に、
彼はこれからまたさらに磨きのかかった大物として活躍なさっていくのではないかな、と思いました。


彼の不器用さは、わたし自身の愚かさと似ているところが結構あって、
読んでて何度もうるうるきてしまいました。

彼の家庭がかなり特異な状況であったため、
そこから逃れるために極端な形をとおらざるを得ず、逃げるように親元から自立したけれど、
その過程でいろいろ彼が感じてきた葛藤、これもすごくよくわかるなぁと。。。
(あなたはほんとうに自立できているか、という項目は深いです。ぜひご一読を。
自立の厳しさ、むずかしさについて彼の言葉で語ってくださってます)

ほかにもいろいろこの本の中に心に響くフレーズはありましたが、
わたし自身も同じことをやってきて「んだんだ」と思っている箇所があるので少し引用。



ハッタリをかますこと、背伸びをすることは、決して悪いことじゃない。
他者からの信用を獲得していくために、
絶対に乗り越えなければならないハードルなのだ。
80の力しかないのに100の仕事を引き受け、それを全力で乗り越える。
すると次には120の仕事を依頼してもらえるようになる。
信用とはそうやって築かれていくものなのだ。
プライベートでも同じである。
(中略)
信用の「ゼロからイチ」はまず自分で自分を信じるところからはじまる。
あなたは自分のことを信じているだろうか?



このセリフ。
彼がいうから説得力があるんですよね。。。
わたしも、自分なりに、全く経歴がないところからどうやって仕事にしたのか、という部分ではまさに、
ある意味ハッタリでやってきたところがあるのでよくわかります。
そこで「できる!」と心から思える理由は、やはり、対象への熱意と愛情、これに尽きます。
だから、好きなことを仕事にするというのは強いですね^^


また、彼の幼少期のエピソードが結構強烈なのですが、チャートからも裏付けがとれます。


幼少期〜思春期までの、月、水星、金星のコンディションがめちゃめちゃきついです。
月は太陽とスクエア、他に目立ったアスペクトはなく、
獅子座の月なのでお母さんが相当強烈&ご両親の仲は不安定で緊迫した状態が日常だったことが推測されますし、
水星期は海王星が合、これまた強烈に抑圧的、犠牲的な時期だったと思います
(その代わりに相当知性が磨かれた時期とも言えるのですが、、)
そして、金星期も、冥王星が合、さすが東大現役合格なさったことはあるなと思いますが、
この時期もめちゃめちゃハードだったことが伺えます。それくらいハードな目標を設定して取り組んだから、
つぶされずにすんだ、と言えるかもしれないです。


また、天体が北にたくさん偏っているのに表にひっぱりだされてしまった人独特の深みがありますね。


そんな、どう考えても「そのままで自分はいいんだ♪」なんて全く味わうことができず、
自分の確からしさというものを、自分で努力することで積み上げてきた彼が発する「信用」という言葉の重み。



外惑星くらっている人が自分を信頼するというのは並大抵のことではないです。
常に自分の輪郭のつかみ所がなくて、よくわからないあれこれに翻弄され、もがいているうちに、
少しずつおぼろげながら、確からしさを積み上げていく。そんな感じだと思うのです。
端からみたら、もっとゆるく生きればいいのにと見えるだろうけれど、当人はもう、それしか選択がない。


その部分においての彼のピュアさのようなものが、本全体から湯気のようにたちのぼっている
めちゃくちゃ熱い本だなぁ、と、コーヒー屋でコーヒーお代わりしながら一気に読んだわたしでした。


また、彼のチャートはMCにキロンがゆるく合、一旦経歴に傷がつくけれど箔がつく、と読むことができます。
ヘッドとMCとIC付近にある火星天王星がTスクエアになっているのも彼らしく、
このヘッドが山羊座にあるので、やはり社会の中でしっかり役立つ形で社会改革的なことを、何かやりとげる、というのが
彼の使命に織り込まれているのは納得なのです。
太陽も蠍7度、単独行動ではなく組織とかかわったりしながら、強いプレッシャーの中で極限的な体験をすることで
自分を鼓舞していく度数です。


他人からしたら「それ忙殺されてるだけやん、仕事に逃げてるだけやん」と思われかねない状態が、
彼にとってきっと至福なのだろうな・・・
きっと土星期頃になったら、かっこええ初老のおっさんになりはるんやろなと思います。
(土星アスペクトはやっと、穏やかな感じですw)


そんなわけで、この本を読んで「うおお、おれも必死で働くんだ」とか燃えて真似するのはやめた方がいいと思います(笑)
ここまでのハードなあり方に耐え得る人というのは、ほんとうに一部だから。


ただ、似たようなハードな配置を持っている人はきっと、彼の生き方に共感するのではないかな。
わたしはハードアスペクトに翻弄されている人をえこひいきするので(汗
ついつい、こういう人をイチオシしてしまいます(笑)